
“継承”という《JAPAN DORAKU》の理念に賛同し、昨年2025年9月の2日間で京都の世界遺産にて社会貢献活動×エンターテインメントの祭典「JAPAN DORAKU 2025 in 二条城」にも参加してくれた《LESS, BUT BETTER(レス, バット ベター)》。コンセプトは“より少なく、しかしより良いものを”。古くなったり、不要となってしまった日本の伝統工芸品や民芸品、国内外の産業廃棄物を収集し、それらを個性溢れるアーティストとともに唯一無二のアートピース&オブジェとして新しいバリューを吹き込むファインアートプロジェクトだ。2024年に第1弾のエキシビションを開催して以来、定期的に新作がリリースされており、作品群のすべてがアップサイクルな1点モノ。
今春フィーチャーするのはChiho Monguchi、みつよしの2名と、《ACRAFT》の1レーベル。不必要となった工芸品や民芸品の廃棄というネガティブな不可避を、現代美術作家とともにリメイドすることでアンティークをポジティブに循環。《LESS, BUT BETTER》は過去から脈々と続き、途絶えるには惜しい歴史ある伝統や文化、技術を未来に相承する役割を担っている。
アーティスト:Chiho Monguchi
“溶ける”“固まる”といった熱による自然現象を通じて、物質の変化に美を見出す作家・Chiho Monguchiは器に直接触れずに重ねた花で、異なる時代の美が交わる“すれ違いの美しさ”を表現。モチーフの彼岸花は同じ根を持ちながら、花と葉が同時に姿を現さない、不思議な植物。出会えないまま生きる姿は、伝統工芸と現代アートの関係にもよく似ている。
[W23×H42×D15cm]¥88,000


アーティスト:みつよし
黒と銀を基調に、科学・文化・歴史・都市伝説を交差させるのがアーティスト・みつよしの個性で、一貫するテーマは“人間と宇宙の関係性”。古き良きこけしの全身に描かれた精子の群れは生命の象徴であり、能登復興への強い願い=祈りの集合体。闇を象徴する“黒”に、希望の光として輝く“銀”の対比が印象的。
[W13.5×H51.5×D13.5cm]¥88,000


アーティスト:Chiho Monguchi
親子熊が背中に森を背負い、自然を守りながら命を繋ぐ。偶然のようでいて計算された必然の造形へと導くchiho monguchiが木彫り質感と流れる樹脂の対比で、壊れゆく自然とそれを支える存在の美しさを際立たせている。森を背負う熊の姿を通して、本来その責任を負うのは我々人間なのかもしれない……そんな問いかけを込めて。
[W16.5×H18×D13cm]¥99,000


アーティスト:ACRAFT
《ACRAFT(エークラフト)》はプロスケーターの清水 葵がプロデュースするクラフトアートブランド。刺し子やパッチワーク、コラージュといった技法を取り入れ、伝統的なだるまを再構築している。野性の美と緊張感を孕んだ本作は脱皮を繰り返し、進化を続ける蛇を再生と変容の象徴に。ただのオブジェクトでは終わらない、生きる力を纏った存在。
[W18×H20×D15.5cm]¥143,000

