伝統的な竹製品を取り巻く環境や職人文化を未来へと繋ぐ家具&インテリアブランド《TAKE TORI》

竹害をご存じだろうか? 本来、日本では身近な資源である竹(イネ科タケ亜科に属する多年生植物)が生活用品や建築資材、工芸品、食文化などなど様々なカテゴリーで積極的に消費されてきた。しかし、近年はプラスチックやポリカーボネートに代表される代替建材、安価な輸入タケノコといった諸原因により国内需要が大幅に減少し、適切に管理や間伐、伐採されていない放置竹林=竹害として、林野庁も平成30年から抜本的な対策と利活用推進に乗り出しているのほど、従来の生態系、自然や居住環境に多大な悪影響を及ぼしている。そんな社会的悪循環の是正に優れたポテンシャルを擁する家具&インテリアブランド《TAKE TORI(タケトリ)》(プライスレンジは¥11,000~2,200,000)が本格スタート! 1963年創業で、長年にわたり竹の加工技術を磨いてきたASTEP(株式会社アステップ/本社:千葉県船橋市/代表取締役:西内 毅)が手掛け、これまでの竹製品の概念を刷新して、現代のあらゆる住空間や商空間に調和するサステナブルなクオリティ・オブ・ライフ(QOL)を提案する。さらには、薬剤を使用せず化学物質アレルギーを引き起こさない殺菌技術によって加工に適した高い品質と衛生基準を安定的に満たし、完全無添加の防カビ効果を実現するオリジナルの製法で特許も取得している。 竹の多様な利用法とその効果は、SDGs(持続可能な開発目標)の貢献に深く関連。現時点では中国福建省の標高700mに位置する86の村々のFSC認証竹林で育った孟宗竹を採用しているが、今後国内の竹材にも拡大されることを期待したい。竹が“TAKE”となり世界に注目され、伝統的な竹製品を取り巻く環境や職人文化を次世代へと繋ぐこと。それが《TAKE TORI》の描く未来。

─国内外で活躍する3名のプロダクトデザイナーとの協業から生まれたファーストコレクション─

Shigeki Fujishiro head shot

藤城成貴 Shigeki Fujishiro

イデーのデザイナーを経て、2005年に自身のスタジオ・Shigekifujishiro designを設立。 インテリアプロダクトを主軸に活動中。《エルメス》《アディダス》《カンペール》《KVADRAT(クヴァドラ)》、有田焼の《2016/》とのコラボレーションを手掛ける一方、自身でプロダクトの企画、生産、販売まで行なっている。

「竹が持つ素材感を活かしながらも和風に寄り過ぎないモダンな表現を目指し、ホテルや旅館の待合スペースや温泉の脱衣所など、多くの人が利用する空間を想定してデザインしています。コンパクトで使いやすいサイズにまとめているので、もちろんホームユースにも。座面や脚部の構成を共通化させて、シリーズとして統一感を生み出すことで、同時に製作面での加工性や効率にも配慮しています」

Tomoya Tabuchi head shot

田渕智也 Tomoya Tabuchi

Designer office for creation LLC.代表。1974年生まれ。桑沢デザイン研究所を卒業後、家具メーカーにて企画・デザイ ン・開発を担当。2010年にoffice for creationを設立し、家具や日用品等のプロダクトデザインからグラフィックやアートディレクションまで包括的なクリエイションを行う。“GOOD DESIGN AWARD”“Architizer A + Awards”“Archiproduct Design Awards”などを受賞。一般社団法人ジャパンクリエイティブ理事、愛知県立芸術大学、武蔵野美術大学非常勤講師。

「面の回転によって導かれた構造的な秩序と竹素材の端正な表情によって、静かな緊張感と彫刻的な存在感を併せ持つことを追求しました。竹集成材によるシンプルなパネル構成で、天板や座面の下に配されたX字状のパーツによって成立しています。このパーツは荷重を受け止めながら各パネルを結びつけており、構造体でありながら軽やかな印象と豊かな陰影を生み出しています」

Ryota Yokozeki head shot

横関亮太 Ryota Yokozeki

1985年岐阜県生まれ。金沢美術工芸大学製品デザイン学科卒。2008~17年までソニーグループのクリエイティブセンター勤務。2017年、RYOTA YOKOZEKI STUDIOを設立。家具、家電製品、生活用品など国内外の様々なプロジェクトにおいてプロダクトデザインやクリエイティブディレクションを担っている。“AIZOME chair”が「Vitra Design Museum」に永久所蔵されており、iF Design賞、Good Design賞など受賞多数。

「インテリアオブジェとして温かく存在するスピーカー。大きなアームと豊かな背座でリラックスできるラウンジチェア。竹集成材の豊かな表情と特性を生かして、音楽と穏やかな時の流れを嗜む空間を想起させるプロダクト群になっています」

INFORMATION

TAKE TORI(株式会社アステップ) 

TEL:047-464-2815

https://take-tori.com

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